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タグラグビー体験 in 福岡初級学校

2011/11/09

11月5に行った、福岡初級学校でのタグラグビーの報告です。
 
当日は雨が降っていたので体育館で行いました。
参加者は高学年の18人、教員3人と私、見学として朴龍弘、金廣輝、尹陽大が来てくれました。

 













初めにタグラグビーの概要を説明し、チーム分け、子供たちにチーム名を決めさせました。
笑いながらチーム名を決めている姿は微笑ましいものです。
 
そして決まったチーム名が、
 
・ドラゴン
・コーンフレーク
・FKS(福岡コリアンスクール)
・ヘバラギ(ひまわり)
 
早速パスの練習からスタート。円陣パスの次はランパスへ。
スローフォワードに気をつけながら、うまくラインを作ってパスしていました。

 













次に、ボールを使わずにタグを取る鬼ごっこ。
笑いながらワイワイやるのかと思ったら、意外にも子供たちは全員必死です。
タグを取る子供、逃げる子供が入り乱れながら走っていたので、お互いにぶつかったりしていました。
運動場なら良かったのですが、体育館で床も固く、こけると危険だと感じて早めに切り上げることに。

 













そして本番のタグラグビー。
私が見学した日本学校では、子供たちはキャーキャー笑いながらやっていたのですが、
ウリハッキョの子供たちは、ここでも全員必死(DNAの恐ろしさを知りました)。
 
最初はスローフォワードあり、オフサイドライン無視、タグを取って手渡し中の人のタグを取ったりしてごちゃごちゃになっていましたが、その都度声をかけたり指示を出しているうちに、徐々に形になってきました。

1チーム2試合ずつ終えたところで、開始から1時間30分が経過。
全員が息を切らしながら興奮気味、まだやる気のようでしたが、
考えていたよりもかなり時間をオーバーしたので、そろそろ終了することに。
 
そこで、子供たちの反応を見たかったので、「まだ試合がしたい人!」と、わざと聞くと、
全員が「イェ!イェ!イェ!イェ!イェ!」と、一斉に手を上げました。
感動です。

追加で、もう1試合ずつ。
興奮して走りすぎると危険だと感じた教員の意見で、徒歩(競歩?)でやることにしました。
(それを聴いた瞬間、舌打ちをしていた子もいましたが。(笑))

 
最後のゲームでは全チームがさらに上達していて、タグラグビーらしくなっています。
声を掛け合いながら、うまくパスを回しながら、最後は女の子までもがダイビングトライ!
これには私も驚いて、思わず笑ってしまいました。
 
 













そしてタグラグビー終了。
 
整列している子供たちに感想を聞くと、全員がまたやりたいと手を上げてくれました。
中にはチョコンと手を上げている子もいましたが、それでもうれしいものです。
 
子供たちの感想をもとに、おそらく3学期に入ってもう一度行うことになると思います。
学校側と調整しながら進めていく事になります。
 
北九州でもタグラグビーを体験してもらえるよう、朴竜弘とも話をしました。
あとは北九州初級学校との交渉を進めるだけです。
 
 
後日、学校側がタグラグビーの感想、アンケートを取って送ってくれました。
 
◇学生感想
 
-女子
・全員がまたタグラグビーがしたい。
・トライができてうれしかった。
・タグ取り鬼ごっこが楽しかった。
・最初は難しくて、怖かったけどやっているうちに楽しくなった。
 
-男子
・13人中12名が必ずまたしたいと回答。(1名がどちらでも良いと回答したが感想は楽しかったと書いた。)
・タグ取り鬼ごっこが楽しかった。
・ゲームが楽しかった。
・《タグ!》と叫ぶところが面白かった。
・チームでパスを回すことが難しかった。
・最後に徒歩でしたゲームが楽しかった。
・次は違うチームを組んでやってみたい。
・男女共に楽しめるところが良かった。
・金梁道先生の教え方が親切で分かりやすかった。
・週に一回やってみたい。
 
◇全体的に、
 
・子供達が興味を示し、またタグラグビーをしたいという意見が多数を占めていた。
・男女が一緒に楽しめるというところで、特に女子が楽しそうにスポーツに取り組む姿が印象的だった。
 
 
■私の感想
 
タグラグビーをやる前は、ラグビーは怖いからやりたくないと言う子供もいたそうです。
しかし、子供たちが実際にタグラグビーをやってみて興味を持ち、また次もやりたいという気持ちになっことは、非常に大きな意味を持つと思います。
学校側は体育教育の一環として、闘球団側としては九州朝高ラグビー部復活という意図があります(あまり前面には出せませんが)。
そいう意味ではまだまだ小さな一歩ではありますが、間違いなく大きな前進でもあります。
できることは全てやっていきますので、今後も皆様の物心両面のご協力よろしくお願いします。












 
最後は笑顔で写真撮影